Blog記事一覧 > 2019 4月の記事一覧

【温熱・寒冷治療】

2019.04.21 | Category: 今日の健康情報

よく患部を温めたりしますが、この温熱療法は熱の伝え方で表面加熱と深部加熱に分かれます。

どちらも治療法も患部を暖めることで血液の循環を良くし、損傷した軟部組織への酸素、抗体、白血球などの供給を増加させて組織自体の柔軟性を増加させることが目的です。また、増加した血流によって有害な代謝物の排除を促進し、痛みの感覚を緩和させ、筋のスパズム(硬い部分)を軽減させる効果があります。まとめると、痛みの抑制、筋スパズムの緩解、拘縮の緩解と関節可動域の拡大、代謝機能の促進などの効果が期待できます。

尚、捻挫や打撲、その他の急性症状の場合、2~3日は炎症期(炎症が盛んな時期)が続きますので温熱療法ではなく寒冷療法(冷やす)が必要です。この寒冷療法を行なわずに直ぐに暖めてしまう患者さんが多くいらっしゃいますが、間違った処置をすることで症状の悪化や回復遅延の原因になりますので、分からない場合は一度ご相談ください!

かみつま接骨院 中山

【交通事故損傷】

2019.04.14 | Category: 今日の健康情報

本日のテーマは【交通事故損傷】です。
交通事故損傷とは、事故で起こりうる外傷のことを指します。

まず代表的なものと言えば「むちうち損傷」があります。これは骨折や脱臼を伴はない筋肉や靭帯、血管、神経の損傷を言います。事故に遭った際に頭が前後に揺さぶられ起こります。また最近では外傷性髄液減圧症と呼ばれるものも報告されています。これは「むちうち損傷」の一つとして考えられ、硬膜から髄液が漏れだして起こると考えられています。症状は継続的な頭痛が主で、処置は自己の血液を硬膜の漏れ出している個所に流しこみ、その凝固作業で損傷個所をふさぐブラッドパッチ療法という方法が用いられ、それによって頭痛の軽減を図ります。

その他に「ハンドル・シートベルト損傷」、「ダッシュボード損傷」があります。これらは事故に遭った際直接外力が加わり起こります。「ハンドル損傷」は胸骨骨折があげられ、「シートベルト損傷」はチャンス骨折(脊椎の骨折)があげられます。これらの骨折は事故に遭った際体にシートベルトの締め付けによるものでその締め付けは体にあざが残るほどです。 「ダッシュボード損傷」で挙げられるのは股関節後方脱臼、膝関節後方脱臼、後十字靭帯の損傷があげられます。いずれも追突した時の前方からの外力で起こります。

皆さんくれぐれも事故にはお気を付けて下さい!

かみつま接骨院 中山

【足根骨癒合症】

2019.04.07 | Category: 今日の健康情報

本日のテーマは【足根骨癒合症】です。

足根骨癒合症とはスポーツをしている10歳前後の子どもに見られる疾患で、字のごとく、足の骨がくっついてしまっている状態を言います。ですが完全に骨同士がくっついている訳ではなく、軟骨やほかの組織など、骨とは違ったもので癒合していることがほとんどです。奇形などを伴って出生時より癒合が認められるものや、捻挫など怪我をきっかけに発症するケースがあります。
癒合しやすい場所として、足部の踵骨(かかとの骨)と距骨(踵骨の上に乗っている骨)の癒合が最も多いと言われており、ちょうど内くるぶしの下あたりに痛みを訴えたり、患部が出っ張ってきたりします。

症状はスポーツ後の痛みや違和感といったものが多く、初期症状では強い痛みを訴えることが少ない為、軽い捻挫と誤診されやすいので注意が必要です。症状が進行してくると、運動後に強く痛みが出現したり、日常生活で痛みを伴うようになります。

足根骨癒合症は、最初は強い痛みが出るわけではなく分かりずらい疾患です。 運動後、足首に違和感や疲れ、痛みが出て来た場合このような疾患も考えられることを頭に入れて頂き、早めに受診しましょう!

かみつま接骨院 中山

4月 下條整形外科カンファレンス‼️

2019.04.03 | Category: 勉強会


本日の かみつま接骨院は、下條整形外科のカンファレンスに参加させて頂きました‼️
変形性膝関節症の骨切り術ダブル・レベル・オステオトミー、足関節の脱臼骨折の整復とその後のリハビリを教えて頂きました‼️

遅くまで、ありがとうございます😊
次回もよろしくお願い致します❗️