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本日のテーマは【肩鎖骨関節脱臼】です。
肩鎖関節とは鎖骨の外方と肩甲骨をつなぐ関節で体幹と腕(上肢)をつなぐ唯一の関節です。人体の脱臼では肩関節脱臼の次に多い脱臼と言われ、発症は主に転倒して肩をぶつけた際、肩峰(肩の外端部)に外力が加わり負傷することが多いです。
鎖骨の外方は肩鎖靭帯と鳥口鎖骨靭帯という2つの靭帯で関節の安定性を保っており、肩鎖関節脱臼はこの2つの靭帯の損傷具合によって捻挫・亜脱臼・脱臼と診断名が変わります。症状は肩峰部の疼痛と腫脹、肩関節の運動制限がみられ、損傷が強い場合は鎖骨の外端部を元の位置に整復しても手を離すと上方へ再脱臼してしまうピアノキーサインという症状が見られることもあります。その際には手術が適応され、鋼線やスクリューで患部を固定する方法をとります。症状が軽度の場合は保存療法が適応され、固定具で上方から抑えて包帯固定を行う処置があります。
かみつま接骨院 中山
本日3月24日の かみつま接骨院は、下妻市のWaiWaiドームにて、小学生を対象とした下條整形外科のイベントに参加させて頂きました‼️
リハビリ長の鈴木君と下條先生と💡
背中が丸くなってるいわゆる【猫背】です。
もともと背骨には、生理的湾曲というものがあります。首では前方、胸で後方、腰では前方、お尻で後方というように、全体で緩やかなS字のカーブをなしています。そのS字のバランスが崩れることにより、姿勢が悪くなっていくのです。
猫背の原因は、大きく2つに分かれると思います。
1つは、加齢などにより背骨の間にある軟骨(椎間円板)が薄くなっていく場合です。
これは、体を支持している筋肉の減弱により軟骨に負担がかかってしまいます。そのため、軟骨に含まれている水分が少なくなり、もともとある背骨の湾曲バランスが失われてしまうのです。
もう1つは、同じ姿勢が続くことにより筋の緊張が強くなりそのため、筋肉のストレス(牽引力)で湾曲のバランスが失われてしまうものです。これは、仕事環境や日常生活パターン、個人の癖やスポーツ競技によるストレスなど、様々な要因によって起こります。どちらも筋肉が関与している問題です。
筋肉の維持はもちろんですが、筋の柔軟性を高めることも良い姿勢を保つためには必要なことだと思われます。
トレーニングや運動をしながら、ストレッチなどをして筋肉にかかっている負担を少しでも軽くしてあることが、良い姿勢を保つコツです。
かみつま接骨院 中山
本日のテーマは【ガングリオン】です。
ガングリオンとは、手関節(手首)付近に好発する腫瘍のことです。腫瘍といっても悪性ではなく良性の腫瘍です。形は丸い形をしていて、大きさはエンドウ豆ぐらいの大きさから親指頭ぐらいまでの大きさがあり、硬さは柔らかいものから軟骨ぐらいに硬いものもあります。
その発生原因は、手の使用過多や、何らかの衝撃が加わった際に発生するといわれています。中身は、手関節関節包(関節を包む袋のようなもの)の中の滑液だったり、手関節やその付近の脂肪組織などによるものとされており、半透明でゼリー様の粘液が入っています。症状は、出てくる場所にもよりますが、痛みを伴わないものが多く、あっても軽度なもので多くがこのタイプです。しかし、場所が悪かったりすると、神経や周囲の組織を圧迫し、痛みと共にシビレ、違和感を生じる事もあります。
治療は、保存的療法と外科的療法(手術)とがあり、前者の方は患部に綿花などで圧迫を加えたり、指で押し内容物を散らせ減少させるという方法で柔らかければ減少するのは早く硬いと、柔らかくするかとが優先されるので時間がかかってしまいます。外科的療法の場合は、柔らかければ体表から注射器などで吸引し内容を摘出する事ができますが、硬いものだと、切開して摘出するということになります。保存的、外科的どちらにもメリット、デメリットがありますが、柔らかいものの方が治るまでにかかる時間が短くて済みますので、ガングリオンがあることに気付いたら放っておかず、早いうちに治療を受けることをお薦めします。
かみつま接骨院 中山