Blog記事一覧 > 2019 2月の記事一覧

【腸脛靭帯炎】

2019.02.28 | Category: 今日の健康情報

本日のテーマは【腸脛靭帯炎】です。
腸脛靭帯炎は一般にスポーツ選手のランニング障害として長距離ランナーにみられるoveruse(使い過ぎ)による障害の一つです。男性に多く見られ、またO脚を呈する方の発症例が多くみられます。腸脛靭帯は膝関節外側の支持構成体の一つで、膝関節を屈曲していくと腸脛靭帯と大腿骨外側上果(膝関節の少し上のゴリゴリとした部分)の骨隆起との摩擦が生じる為炎症を引き起こします。

また、ランニング時に下腿(すねの部分)の内旋(内側にねじれること)が生じ、よりいっそうのストレスが同部に働く部位でもあります。 症状としては、ランニング中の膝関節外側の痛みや膝関節外側裂隙(関節の隙間)より10センチくらい上部の圧痛が特徴です。治療法としては部位のアイシング・ストレッチの他理学療、局所の安静と共に患部外のトレーニングなどをします!

上記のような症状がある場合は、お気軽にご相談ください!

かみつま接骨院 中山

【鵞足炎】

2019.02.23 | Category: 今日の健康情報

本日のテーマは【鵞足炎】です。

鵞足とは太ももの後面にある筋肉の事で縫工筋、薄筋、半腱様筋という筋肉が脛骨(足のスネの部分の骨)の膝関節の内側部分に放射状に付着する部分をいいます。この鵞足部にスポーツ活動などで急に方向転換時の動作を繰り返し行うことによりストレスが加わったり周辺の組織との摩擦が原因で炎症が起きたものを鵞足炎と言います。

症状としては、鵞足部に疼痛、軽度の腫脹や引っかかり感などが生じます。施術としては、症状を認めた場合はアイシングやストレッチなどケアをします。
症状が軽快してもすぐに運動を再開するとするので
しっかりと施術をしていく事が大切です。
かみつま接骨院 中山

【有痛性三角骨障害】

2019.02.14 | Category: 今日の健康情報

本日のテーマは【有痛性三角骨障害】です。

まず三角骨とは、足関節の外くるぶしのやや後方にできる過剰骨(通常ではそこにない骨)の事で、この骨が足関節を底屈(足首を下げる)すると踵骨(かかとの骨)と脛骨(すねの骨)の間に挟まれて痛みが出現します。これを有痛性三角骨障害と言います。

原因として、足関節の外傷(捻挫など)を契機として発生することが多いとされています。また損傷部位の固定が不十分な状態での運動の開始や、サッカーなどで軽微な負担が連続的に足にかかるスポーツなどで発生することもあります。

痛みの発生場所から骨折や靭帯損傷との鑑別が必要になり、症状が重度になってくると足首の動きが悪くなったり、激しい痛みが出現することもあります。

こうした症状が出ないように足首を捻挫した場合にはしっかりと固定をして局部の安静をはかり、特にスポーツ選手などは運動後にアイシング等のメンテナンスを欠かさないようにすることが必要です。もし上記の場所に痛みが出現した場合は早めに専門医に診てもらいましょう。そのまま放置してしまうと症状が慢性化し、痛みが悪化することがありますので注意が必要です。

かみつま接骨院 中山

【小児の骨折】

2019.02.05 | Category: 今日の健康情報

本日のテーマは【小児の骨折】です。

小児の骨は成人の骨に比べ骨を覆っている膜が厚く柔らかいということが特徴です。
これにより骨折時は大きな変形を起こすことが少なく
さらに元の形に再構築する能力が高いといわれています。
子供のころ骨折したことがある方は怪我をした部位を改めて見ても分かりにくいかと思います。それだけ骨を元通りにする能力が優れているということです。一方、小児の骨は自ら元通りになる能力が優れている反面、骨の過成長(損傷前より骨が長くなる)を起こすこともあります。

骨折した際はその可能性が高いため、元の位置に整復してあげる事が大切です。整復不全によって骨の成長障害が現れたり、変形による神経症状(痺れや痛み)が出現することもあります。小児に限らず、いかに骨折部を元通りに整復するかが大切です。治療を進めていく上では保存的な治療が原則となりますが、将来的に過度の変形が考えられる場合は観血的療法(手術)となることもあります。

お子さんは怪我をしていても元気いっぱいです。治療や固定を嫌がり通院が面倒になることがありますが将来に関わることでもあります。しっかりとした治療を心がけてあげて下さい!

かみつま接骨院 中山