Blog記事一覧 > 2019 5月の記事一覧
本日のテーマは【ルーズショルダー】です。
ルーズショルダーは体質的な肩関節の「ゆるみ」を基盤として肩関節が脱臼を生じるようになった状態のことを非外傷性肩関節不安定症といい、この「ゆるみ」にあてはまるものを指します。
ルーズショルダーは肩関節を構成する筋肉や靭帯などに外見的な異常が無いにもかかわらず、上腕骨が下方にずれる傾向のあるものをいいます。10代から30代の特に女性に多いのも特徴です。
症状としては無症状の場合と有症状の場合とがあり、有症状例では脱臼不安感(脱臼してしまいそうな感覚)、脱力感、鈍痛、スポーツ動作時の障害などが見られます。また他の関節にもゆるみがあり、全身的な関節弛緩がみられることが多いと言われています。
治療としては無症状例のものは治療の必要はありませんが、有症状例の多くは筋力強化によって改善します。
かみつま接骨院 中山
本当のテーマは【疲労骨折】です。
疲労骨折とは骨に繰り返し加えられる外力により、通常では骨折を起こさない程度の外力が繰り返し加わった場合に生じる骨折のことをさします。
最近では子供から老人に至るまで、スポーツが普及しスポーツ障害としての疲労骨折が増加しています。
疲労骨折の原因としては筋疲労による骨自体に直接加わる衝撃力などです。
筋肉は収縮することで、筋肉自体が付着している骨組織に対して作用する負担を軽減させると考えられています。ところが繰り返し筋肉を収縮することで、筋自体に疲労が生じ骨組織にかかる負担を軽減できなくなり、骨自体に強い衝撃力が加わることで疲労骨折を生じます。
疲労骨折発生部位としては、脛骨(すね)> 中足骨(足の甲)> 腓骨(外くるぶし)> 足根骨(足首)の順番で多いです。
疲労骨折の症状としては、発生部位に疼痛を訴え、運動時に増強することが多く安静時には疼痛は軽減します。
他覚的所見では患部に限局的な圧痛、時に明らかな腫脹、熱感が認められます。
上記のような症状がある場合は一度ご相談ください!
かみつま接骨院 中山