本日のテーマは【フライバーグ病】です。
フライバーグ病とは主に足の第2中足骨頭(足の人差し指の付け根の関節部周辺)におこる骨端症です。(骨端症とは成長期にある骨端線が壊死を起こす病気の総称)
主に10歳代の女性に好発し、レントゲン撮影下で中足骨骨頭部の骨軟骨片が壊死して圧潰(つぶされた)された状態が確認できます。
原因は、指の付け根が上向きにそる(つま先立ちの状態)ことにより過度なストレスがかかり発生することが多いと言われています。怪我に続発する場合もありますが、原因が分からない場合でも発症することがあるので注意が必要です。
症状としては足の人差し指の付け根周辺に痛みを訴え、運動を行うことで痛みが悪化します。特に足前方に体重をかける動作で痛みを感じることが多く見られます。
処置として、発症初期ではテーピング固定等を行い足趾の運動を制限し、保存的に骨軟骨片の骨の再癒合を図ります。骨軟骨片の損傷が大きい場合は手術の適応になることもあるのでその場合は専門医に託します。
バレエなど競技特性によって発生しやすい場合もあるので、気になる症状がある場合はご相談下さい!
かみつま接骨院 中山